愛は買えるか?
さて。5月31日付けで入会したサンマリエを退会した。
結婚紹介所に入るということに、すごい抵抗感を持っていたけれど、いざ入ってみたら、入ってよかったと思った。
で、やめる今となっては、大きな買い物だったなあ、と思う(笑)。
結局、ホーネット君とはサンマリエの紹介で知り合ったわけではなかったしね。入会して間もなく知り合ったので、かなりもったいなかったなあと思ったりもした。
けど、やっぱり、入ってよかったのだろうな。
今まで本気で結婚しようと、自分から動いたことなんてなかったからね。
ブライダル産業の入り口(結婚式がゴールだとするとね)を垣間見たし。
それに、ちょこっととはいえ、紹介された何人かの人たちは、こういうところでなければ知り合うことなんてなかったろうしね。
わずかな時間でも話をして、いろんな男性がいるもんだと勉強になった。
それから、世の中には結婚を望んでがんばってる人がたくさんいるんだということもよくわかった。
ほんとにねー、高い買い物だったのよ。
会員だった期間が短いので若干の返金があったんだけど、気持ち程度だった。
今回のことで、人生いろいろだなあと思った。
お金払わなくてもパートナーみつける人もあるし、払っても見つからない人もあるし(会員期間を延長して長く在籍している人もいた)。
病気だってそう。健康であれば医療費いらないし、払ってもなかなか治らないこともあるし。
そうそう。目についてもいつも思うよ。
コンタクトとそのケア用品の代金、目がよければいらないお金なんだよなあ、って。
でも、お金をいくらつんでも視力を失うことだってある。
「人生」はどこまでお金で買えるのか?
考えてしまうよね。
O・ヘンリーの短編でね、愛はお金で買えるか?というテーマの素敵なお話がある。
買える(お金持ち)、という人と、買えない、という人がいるの。
で、ある青年が好きな女性になかなかプロポーズできずにいて、彼女が遠くに行くというとき、途中まで送っていくのね。
ところが、道中でアクシデントがあって、道路が通れないような状態になるの。
それが解消される長い時間のうちに青年はプロポーズして、うまくいくのね。
愛は買えない、と言った人が買えると言った人にそのことを報告して、やっぱり愛は買うものじゃないと言い残すんだけど、その後に愛は買えると言った金持ちのもとに、アクシデントを引き起こした男がなぜか現れてお金を受け取るわけ。つまりお金で仕組んであげてたのね。
愛は買えないけど、チャンスなら買える、ってことかな。